【余興】クリスマス会にみんなでダンス! | 高齢者の健康増進を視野に入れた振り付けとは?

みなさんこんにちは!
部長の佐藤です。



JAISTダンスクラブでは
12月18日に金沢市の
しいのき迎賓館で開催された

「学都石川」まちなか芸術祭

に参加しました!



ここではクリスマスに近かったこともあり、
クリスマスっぽい衣装を着て、
観客の皆様も体験できるような
簡単なダンスを披露しました。

参加の経緯

まず我々がこのイベントに
参加させていただいたのは、
活動の紹介をするためです。


JAISTダンスクラブは、
地域住民の健康増進を視野に入れた
研究サークルであり、
モーションキャプチャや骨格検出の技術を
取り入れた活動をしております。



ある日メンバーの一人である高林さんより、
『JAISTでこのイベントに出てみない?』
というお誘いがあり、
ふたつ返事で出場を決めました。



またこのイベントは、
石川県にある20以上の大学
から参加が見込まれており、
他大学の学生との交流もできればと考えておりました。

振り付けの流れ

我々が実施したダンスは
以下の流れです。

①我々のみでダンスを披露
②簡単な挨拶・研究内容の紹介
③体幹を鍛えるような軽いストレッチを全員で実施
④サンバホイスクを分解してみんなで実施


という流れで行いました。



まずは、我々の日頃の成果を披露したく、
我々だけでダンスを披露し、
簡単な挨拶をしました。


次は、いわゆる体幹部を刺激するのに
有効なストレッチを実施しました。



健康増進・介護予防のためには、
やはり体幹を意識したストレッチを
行うことが有効です。



そのために
手を組んで縦に伸びたり、
体側面を伸ばしたり、
片足だちになったりと、
とても簡単な動きをみんなで実施しました。



最後に、社交ダンスには
サンバホイスクと呼ばれる
ステップがあるのですが、
これをみんなで実施しました。




実は、社交ダンスは
認知症予防に一番効果的であると
論文でいくつも報告されています。


そのため健康増進・介護予防のために
社交ダンスを実施するのは
非常に効果的です。




社交ダンスは普段実施しない動きを
行うことがほとんどです。
だから脳を効果的に刺激することができます。


実際に23歳の私が踊っても、
簡単には踊ることができません。


映像やお手本を見る限りでは
すぐに実施できそうな動きばかりです。


今回実施したサンバホイスクも

(1)右足を右横に出す
(2)左足をその後ろにかける
(3)左足を戻す
(4)左足を左横に出す
(5)右足をその後ろにかける
(6)右足を戻す

という極めて簡単で、
左右に動くだけです。

サンバホイスクの映像を見ただけでは、
すぐにできると思われるでしょう。



ただ、分解してよく見ると、

(1)右足を右横に出す
(2)体重をのせて膝を曲げる
(3)左足を右足の後ろにかけつま先立ちになる
(4)左足に一度体重をのせる
(5)右足に体重を戻す
・・・・・・

というように、
よーく見ると、ここには書ききれないくらい
非常に複雑な動きをしております。





そこで我々は、

まずはサイドステップだけ、
次は膝を曲げてみる、
次は足を後ろにかけてみる、

というようにサンバホイスクを
細かく分解し、参加者のみなさまと
一緒にダンスを実施しました。


このように分解すると、
1つひとつのハードルが低くなるので、
皆様楽しく踊っておられました。

最後に

高齢者の介護予防・健康増進のためには
私は社交ダンスが一番有効だと考えております。



普段使わない筋肉を使い、
脳を効果的に刺激することができるためです。




これを体験型で実施するためには、
なんらかのステップを取り上げ
それを分解して実施するのが
有効なのではないかと考えております。


もし介護施設などで実施する場合は、
手だけの動きもありますから、
それを取り入れるのもいいかもしれません。



今回、このような発表ができましたのも、
学都石川まちなかコンソーシアムさんの
おかげであります。


素晴らしい場を設けてくださった
みなさまに感謝いたします。